「ちっさい石だな。」
私の妄想タイムは、柏原の馬鹿にしたようなこの一言で、現実の世界に引き戻された。
「買うの?」
「買えるわけないじゃん!」
私は、名残惜しそうに、ペンダントをケースに戻す。
「ふーん。」
柏原は、ニヤニヤしながらそう言った。
「どうせ、貧乏人には似合わないって思ってるんでしょ?」
「まあな。」
「殴っていい?」
「いいけど、倍にして返す。」
―試合、終了。
。○〇。。○〇。。○〇○。○。。○〇。
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