*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


突然の大声に驚く瞳ちゃんとは対照的に、清四郎は、面白いものでも見たかのような、楽しそうな笑みを浮かべながら口を開いた。


「大嫌い・・・か。そう思ってるのは、サラちゃんと、あいつだけだと思うけど?」


「・・・あいつ?」


いたずらに笑う、清四郎の視線の先には、俺様・・・もとい、大魔王柏原!


うそーん!なんちゅうバッドタイミング!


魔王の如く怒りを露にしている所を見ると、どうやら話、聞かれてましたよねー!?


暴言か鉄拳が飛んでくるかと身構えるも、予想に反して柏原は、少し悲しそうに微笑んで自分の席に着いた。


え・・・、何?その反応!


その意外な反応で、罪悪感にさいなまれる私。


そんな悲しそうな顔、しないでよ・・・。



「あの・・・」


「おーい、みんな席に着けー!」


私が口を開いたのと同時に、担任が教室に入ってきた。


なんちゅうバッドタイミング!再び。