*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


「昨日、紋之丞から、告白されたとか?」


目、鼻、口、それと毛穴まで開いて固まっている私に、ニヤニヤと楽しそうに笑みを浮かべて、清四郎が聞いてきた。


NO―――――――N!


そのワードは、禁句だってばー!!



―お前の事が、好きだ。

・・・好きだ・・・好きだ・・・好きだ・・・

注)リフレイン、再び。



ボンっと音を立てて赤くなる私を見て、顔を見合わせる二人の凄腕リポーター。


「良かったじゃん!サラちゃん♪」

「おめでとうございます!サラさん!」


おめでたい事のように、二人して歓喜の声を上げる。


ちょっと待って?


それじゃあ、まるで私が・・・。



「迷惑だよ!私あいつの事なんて、大っ嫌いだし!」


まるで私が、あいつの事を好きだという事を前提に話す二人に、つい声を荒げて、

興奮ついでに席を立ってしまった。


でも、言った後に胸につかえる違和感。


『大嫌い』は、言い過ぎか・・・。