*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


「いやー、あいつ、本気だなって思ってさ。へー、あいつがねー♪」

そう言って、楽しそうに口笛を吹いた。

「ほ、本気って・・・。」

『本気』と書いて『マジ』と読む!

そんなのいらないって?

だって、だって、清四郎がおかしな事を言うからー!

「そんなに想われて、サラさんが羨ましいです!」

瞳ちゃんも、興奮気味にそう言うと、意味ありげに清四郎をチラ見した。

「本気とか、想われてとかって、二人とも、その、あいつが・・・、えっと・・・。」

どうしても、この話になると怯んでしまう私。

「柏原様が、サラさんの事をお慕いしているのは、周知の事実です!」

私がもじもじしていると、瞳ちゃんがヤキモキしながら口を開いた。


やっぱり!?

榊原くんが言ってた『私の周りは知ってる』って、本当だったんだ。

私って、鈍感なのかな?

いや、ちょっとは・・・、ほんのちょっとは、あいつの態度で、そうなのかなー?って思う事はあったわよ?

でも、自惚れだって、思ってたし・・・。