*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


自然と顔が綻ぶ私を見て、瞳ちゃんと清四郎が、興味津々な顔で聞いてきた。


「紋之丞と、うまくいったみたいだな。」

「柏原様と、うまくいったみたいですね。」


何?その息ぴったりな感じは?


しかも二人とも、超楽しそうなんですけど!!


「そうだ!清四郎、昨日いかにも『自分の車で来ていますけど』みたいな顔をしておいて、何ちゃっかり、あいつの車で帰ってるのよ!

おかげで、こっちは大変だったんだから!」


「へぇ、どう大変だったの?」


そう言って、意味深な笑みを浮かべる清四郎。


「ど、ど、どうって・・・。家まで歩いて帰る事になって、それから・・・。」


「歩いて!?紋之丞は?」


話の腰を折って、清四郎が身を乗り出してくる。


「声が大きいよ!」


あいつに聞かれたら、恥ずかしいじゃない。


なんだか昨日から、意識しまくりの自分が嫌なんだけど、気になって、あいつの方へ視線を移した。