*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


「そんなバカなー!」


私はとりあえず天井に向かってそう叫ぶと、一呼吸置いてから続けた。


「大した事でしょうが!大体、瞳ちゃんはそれでいいの?困るでしょ?」


そうだよ、柏原の勝手な思いつきで、瞳ちゃんまで振り回さされるなんて、あんまりだよ。


でも瞳ちゃんは、私の意に反して、嬉しそうに答えた。


「むしろ光栄です!サラさんと同じクラスで勉強ができるなんて!」


なんて、興奮気味に私の手を取りそう話し、こっそり耳元で、


「それに、清四郎と同じ空間にいられるなんて、願ったりかなったりですわ。」


と呟いて、少し頬を赤らめた。


瞳ちゃん・・・、以外とあなどれない女だわ。


でも、計算高い訳じゃなくて、素直で正直だから、嫌味がなくて好きだけどね。


それに、同じクラスに瞳ちゃんがいてくれるなんて、私も嬉しいな。