*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


「瞳ちゃん、ごめん。意味が分からないんだけど。」


昨日からパニック続きの私の脳は今、非常に理解能力が欠けているらしい。


・・・が、何やら瞳ちゃんも興奮しているらしく、大きな瞳を輝かせながら私を見つめるだけで、説明をする気が無いらしい。


そんな状況を察してか、清四郎が代わりに説明を始めた。


「サラちゃん、昨日あんな目にあったし、クラスに女の子の友達がいなくて寂しいだろうからって、

紋之丞が瞳をうちのクラスに編入させるように、学校側に要請したんだ。」


「へー、そうゆう事か。」


・・・・・・・・・。


「ってオイ!そんなバカな話が、通用するわけ無いでしょ!」


何これ?ドッキリ??なシチュエーションに、思わずツッ込まずにはいられない私。


それなのに、私が疑問に思う事の方が、疑問なんだけど的な顔で清四郎が続けた。


「前に、紋之丞の家が、この学校に多額の寄付金を納めてるって言ったでしょ?

それが打ち切られると困るから、紋之丞が言う事は、絶対的な力があるんだよ。

だから、瞳がクラスを替わる事なんて、大した事じゃないんだ。」


と、ありえない事を、あっさり話す清四郎に、唖然とする私。


俺様全開!ってゆうより、もはや王様!?