*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


榊原くんと別れて、自分の教室に足を運ぶ。


ドアの外から教室を覗くと、怒りの炎を背負った柏原の姿が目に入った。


恐ろしく近寄り難いんですけど!


触らぬ神に祟り無し!


私は、あえて柏原の方を見ないで、教室のドアをまたいだ。



「サラさん、おはようございます!」


教室に入ると、瞳ちゃんが、とびっきりの笑顔で私に声を掛けてくれた。


「おはよう瞳ちゃん。ついでに清四郎もおはよう。」


瞳ちゃんの笑顔で、心がポカポカいい気分になったから、横にいる清四郎にも、一応ね?


「おはよう。サラちゃん♪おまけみたいに言わないでよー。」


今日も清四郎は、朝から能天気だ。


そんな清四郎を軽くスルーする私。


「どうしたの?瞳ちゃんがこのクラスに来るの、初めてじゃない?」


「私、今日からこのクラスの生徒になったんです!」


私の問いかけに、瞳ちゃんは満面の笑みを浮かべて答えた。


・・・・・・・・・。


はいーっ!?