*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


「どうして、そんな事したの?」


私の問いかけに、榊原くんはバツが悪そうに肩をすぼめて笑った後、話し始めた。


「もどかしかったから。お互い、好き同士なのに、意地ばっかり張っていてさ。

僕の気持は一方通行なのに、想い合っている二人がいつまでもそんな風じゃ・・・、

サラちゃんが幸せになってくれなきゃ、僕も次の恋に進めないから。」


「榊原くん・・・。」


こんな私を、まだそんな風に想ってくれていたんだね。


どうしてこんなにも私の事を想ってくれる榊原くんを、好きになれないのかな。


そんな事を考えて、つい言葉を失ってしまう。



「ごめん、自分勝手な僕のエゴだよね・・・。」


俯く私に、榊原くんはそう言って、少し切なさの入り混じった顔で微笑んだ。


そんな・・・、自分勝手だなんて思わないよ。


それを自分勝手と言うなら、柏原はどうなる!?



あれ・・・?


ちょっと待って?