「こんな時間って、まだ8時だよ!それに、万が一、超ドブスな私を襲ってくる物好きがいたら、蹴り倒してやるわよ。
こう見えても私、以外と強い・・・」
そこまで言うと、後ろを歩いていたはずの柏原が目の前に立ち、怖い顔で私を睨みつけた。
「な、何よ・・・。」
また怒ってるし!
超ドブスを、嫌味たっぷりに強調したから?
こいつの怒りスイッチの基準が分からないんですけどー!
つられて私も、下から睨み上げた。
次の瞬間、強い力で腕を引っ張られて、よろめく私。
柏原が私の腕を掴み、ずんずん歩いて行き、私は引きずられるように歩いた。
「何のつもり?離してよ!」
意味不明な柏原の行動に、私の怒りも最高潮に達する。
何も言わずに先を歩く柏原の力にも、怒りが込められているのを感じた。
何で?怒りたいのはこっちですが!?
何も言わない柏原に、半ば呆れ気味になっていると、目の前が急に暗くなった。
