「ぶはっ!いいね、その反応♪なんか新鮮!んじゃ、またね、サラちゃん♪」


そう言って、口笛を吹きながら去って行った。



な・何なの!?


ってか、キ・キスされた?!


速くなる鼓動を必死になだめる。


ダメ・・・こんな事ぐらいで、動揺してちゃダメ・・・。




少し落ち着いてくると、忘れていたように怒りが込み上げてきた。


くっそー!一発殴ってやればよかった!!


「エロガッパー!!」


清四郎の消えた先に、大声で叫ぶ。


もちろん周りからは、とても冷たい視線を向けられ、恥ずかしくなって、大きな扉を開けて校舎の中に入った。



学園に足を踏み入れて数分の間に、立て続けに自分の身に起こった事が、あまりにもショックで、

念願叶ってやっと入学したこの高校だったのだけど、すでに後悔の念が、私の頭を渦巻いていた。


神様・・・私に平穏な学園生活は訪れますか?


この時の私は知る由もなかった。


今の出来事が、これから身に起こる事に比べたら、取るに足らない出来事だとゆう事を・・・。


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