*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー


「何なのよぅ、いちいち私に構わないでよ。」


急いで食べて、少しでも睡眠を取りたかったのに、早くも出鼻をくじかれた気分。


「ぶはっ、サラちゃん、勇ましいね。」


イライラしながら、お弁当を描き込んでいると、隣から能天気な笑い声。



「わはひひ、ははははひへほ!」


「まぁ、お下品ね。お口に物が入っいてる時に、口を開いては、いけません事よ。」


清四郎が、取巻き女の声色を真似てそう言いながら、コップを差し出す。


口の中の食べ物を、お茶で流し込んだ。


「私にかまわないでよって言ったの。清四郎、お昼は?」


「栄子ちゃんが、迎えに来たら、カフェに行くよ。」


そうでっかー。


私は、清四郎に構わず、お弁当を食べ進めた。


「それにしても、サラちゃんモテまくりだねぇ。」


「ぶほっ、ゴホッ、ゴホッ。」


とんでもない事を、楽しそうに言ってくるから、思わず吹き出して、

清四郎の顔がご飯粒まみれになった。