お化け屋敷

「あらあら梨花さんったらお茶目なんだから。」


と奈那子さんが言う。


今まであまり登場していなかったが、ちゃんと雄三さん&奈那子さんコンビも梨花達を尾行していたのである。


ちなみに雄三さんは、居酒屋から、奈那子さんに引きづられてここまで来たのだ。


その訳を説明するには、少し前の時間に戻る事になる・・・。



----------居酒屋にて。


「いいなぁ~!!!梨花の奴。俺も、ビールが飲みたい!!」


と雄三が大人気なく駄々こねていた。


「しょうがないですよ。私達死んでるんですから。」


「・・・奈那子さん、そんなにあっさり言わなくても・・・。俺が幽霊でもう、死んでいるという事は、嫌と言う程分かってる!!分かってるけどよぉ・・。」


「まぁまぁ。家に帰れば梨花さんがお酒を用意してくれますって。」


「俺は、今飲みたいんだよ!!梨花のジョッキなら触れるから、少し分けてもらおうかなぁ・・・。」


「駄目です!!もし、ジョッキが、宙に浮いている所が見られたら大変な事になるでしょ!!だから、家まで我慢してください!!」


と奈那子は厳しい口調で言う。


それでも直、雄三はくずっていた。


「だからなっ、家で飲むのと居酒屋で飲むのは、少し味、と言うか気分が違って・・・。」


ブチッ


何か嫌な音がした後、ゴンと言う鈍い音と共に雄三は倒れた。


「はぁ!これでやっと静になった。」


と言うさわやかな奈那子の声と共に・・・。