「やっぱり・・ダメですか??」



「・・私ね。ずっと前に付き合ってた人がいたの。凄く凄く好きだったんだけど・・その人事故で死んじゃって。今でも、その人の事が思い出に変えられないでいるの。」



「・・・・・・・。」




「だから、思い出に変えれるまで、待っててくれる??」



「もちろんです!!いつまでも待ちます!!」




と吉田は笑顔で言った。



梨花の心が妙に温かくなった瞬間だった。



こうして、1ヵ月後、梨花は熊もびっくりな程脅威的な回復力で後遺症も無く病院を退院していった。