「駄目だよ。やっぱり成仏しなきゃ!!」



「なんでだよっ!!俺が一緒にいたらやっぱ迷惑か??」



「違う!!屋久佐さんは大切な仲間だよ!!・・・でも、屋久佐さんは、本当は死んだ時すぐに、成仏しないといけなかった。それを未練があるからって言う事で、この世に残った。未練が無くなって大切な心を取り戻したんだからやっぱり成仏するべきだと思う!!」




「俺は・・。」



「私は、屋久佐さんを気持ち良く成仏させるのが務め。だから、今のいい状態で、屋久佐さんを成仏させたい!そして、生まれ変わった屋久佐さんにまた会いたい。」




「梨花・・。ありがとう!!今度は親に迷惑をかけない暖かい人間に生まれて梨花に会いに来てやるよ!!」



と屋久佐さんは笑い泣きの状態でいう。




「待ってるから!!何年も、何十年も!!」




「こんな気持ちで成仏できる俺は最高かもな!!じゃあ、またな、梨花、奈那子さん、雄三さん!!!!」



と大きく手を振って屋久佐さんは美しい空へ元気に成仏して行った・・・。



鈴木健一さんを含む4人はしばらくの間、空を見続けていた。