お化け屋敷

「梨花!!聞こえるかっ!!俺、雄三だよっ!!大丈夫かっ!!」



「・・・アハハハ。」



と梨花は目の焦点が合わず狂ったような笑い声を漏らした。




「屋久佐さん。」




と奈那子さんが静かに呼ぶ。




その声は、逆らいがたい響きが含まれていた。



「・・なんだよ。」



「あなたは、梨花さんのあんな状態を見ても人殺し位だなんて言えますか??」



「・・・・・・。」



「人を殺す事は、本当に恐ろしい事なんですよ。人を殺した罪は一生付きまとう。消えなくて重い十字架を背負う事になるんです。」



「・・・・・・・・・・・・。」



「それに、あなたは感じませんでしたか死の恐怖、悲しみ、苦しみ、無力感。」



「・・・俺が殺された時は、一瞬だったし、親父が死んだ時は憎しみしか。」



「そうですか。」




と言い、奈那子さんがナイフを取り出した。