お化け屋敷

「実は、私の昔付き合っていた人は、本当にお饅頭が好きだったんです。」



「えっ!?(大納言さんも饅頭好きだ・・。)」



「私がお饅頭をご馳走すると本当に嬉しそうにしてくれました。」



「・・過去形って事は別れたんですか??」



と言うと女の子は静かに首を縦に振る。



「・・どうしてですか??」



「結婚を・・断れない身分の人に、申し込まれたからです。」



女の子は静かに顔を俯かせる。



梨花は別に、第6感が鋭いとか、女の感が鋭い訳ではないが確信した。



「あなたは・・・花の君ですね。」




女の子・・いや、花の君が、顔をあげた。