お化け屋敷

「はい。お化け屋敷協会です。」



と丁寧だがやる気のない声が聞こえる。



この声は、鈴木健一だ。



「鈴木さん?実は折り入って相談したいことがあって・・。」



「お金は現在持ち合わせていますがあなたには、お貸しする事ができません。借りるのなら、他の方か、またの永遠と訪れる事のないいつかの機会に。」



(え~っと・・つまり一生お金を貸すつもりが無いって事か・・・。持ち合わせてるって言うところが嫌味ったらしいなぁ・・。)



と梨花は考えていると、いつの間にか電話は切られていた。



「はっ!!まだ、用件を言ってないのに!!!」



と言って、また電話を掛けなおす。



「何ですか??」



かなりうんざりした声だ。



「別にお金を借りたくてあなたに電話した訳ではありません!!どうして、そういう対象としてみるんですか!!」



「だって、見えますし。」



「むかつくー!!!!!!」




と梨花は、悔しそうに、ハンカチをくわえていた。



「で、用件は??」



と淡々とした声で、鈴木健一が問う。