「確かに俺の死因はハメはずして酒飲みすぎて肝臓悪くして死んだとんでもなく迷惑で最悪な親父さっ!あぁ、親父さ!!」

あれ?この人のがだらしなくない??

「俺がさっき成仏したいからお化け屋敷計画に参加したって言ったけどよぉ。本当は叶わないかもしれないけど、迷惑かけづくしだった俺を死ぬまで面倒見てくれた女房に礼を言いたいんだよ。」

と言い雄三さんは泣き始めた。

お酒を飲んでないのに酔った乗りで話す人だ。

と言うかいい話じゃない??

私はこんないい人を親父と言うだけで追い返そうとしていたの?

寒空の下に投げ出そうとしていたの??

↑今9月ですが・・・。

「雄三さんごめん!!私、馬鹿だった!!親父が何よ!!そんなの関係ない!!雄三さんの願い私が叶えてあげる!!これから仲良く暮らしましょう!!」

「おぉ!分かってくれるのか?お前いい奴だなぁ。」

と言ってまた泣き始める。

そんな雄三の肩をポンっと叩いて

「これからよろしく!私の名前は田中梨花!」

そう言うと2人は手を取り合った。

「あれ?感触がある?!」

「住人が俺を認めると感触も分かるようになるんだ。」

「へぇ~!じゃあ、さっそく今日は雄三さん歓迎会と言う事で酒盛りだぁ~!!!」

「梨花!話分かるなぁ~!!」

と言い分かり合った2人は夜お酒を飲んで夜を明かしたのだ。