「あなたは"今"生きてるでしょ? そして"次"があるじゃない」 その女性はにっこり笑った。 僕は握っていた拳を さらにぎゅっと握りしめる。 そんな僕を温かい目で 見つめながら言った。 「大丈夫よ。 あなたには心がある。 だから精一杯生きてほしい」 いつの間にか涙が頬を伝ってた。 会ったばかりなのに……