山田、片足スキップして家に帰ったのよ。

白いお家、広い庭、白いワンコなんてアメリカナイズな発想のお家でなくてよ。
畳3帖のうるわしき日本のアパートに帰ったのよ。

靴を脱いで、右足は左へ左足は右にそろえて、ウキウキハニー気分でランプを磨きはじめたのよ。きゅっきゅ、白い手縫い雑巾でほら磨いたのよ。

そしたらホーラあらわれたのよ。白いターバンに、白いヒゲ。赤いフンドシ。

ランプの精よ。ファンタジーよ。メタボリックよ。

あなたダイエットしなさいよといったら、白ヒゲ、私の右頬をぶったの。赤フンでぶったの。
ああん、タ・イ・プ。とラブ目線を送ったのよ。


そしたら赤フンったら、口を歪ませいったのよ。