モノクロ

なる様がすぐ、目の前にきたところで













フワッ














アタシは抱き締められていた。







誰に……?













「大丈夫か?」
「一ノ瀬………夾………?」










コイツはいつだって、アタシを助けてくれるんだ。











アタシをいじめていても、ピンチのときには必ず助けてくれる。







だから、アタシはコイツが好きだったんだ。



嫌いになれなかった。













どんなにいじめられていても、最後には助けてくれる。そんなかっこいい人が他にはいないだろう。