季節は移り変わり、冬服に衣替えして早2ヶ月。

魁斗を是非うちの高校に…と、
とある強豪校のバドミントン部顧問の先生が中学に来訪されたのは昨日の事。




「柚依、断ろうと思うんだ昨日の話…」


「えっ?」


いつもと変わらない通学途中、魁斗からの告白


「どうして? 凄く良い話なのに……」


「だよな。
バドだけなら、喜んで受けてたと思う。でも、進むべき道を決めたからには、どっちも中途半端ってわけにはいかないだろ。」


「バドミントン…やめちゃうの?」


「やめないよ。
バド部がある公立高校を受験する。しばらく受験勉強に専念するからかまってやれなくなるけど、大丈夫か?」

こんな時にもあたしの心配をしてくれる魁斗


「じゃあまた、あたしも魁斗の追っかけするね。」