開場入りしてコート準備ができたと同時に、先輩たちはコートに入って基礎打ちを始めた。
東海大会だけあって、どの選手もレベルが高いことは初心者のあたしにもわかる。
マネージャーの岸谷先輩は、観客席から選手のコンディションチェックを始めた。
岸谷先輩は三年生だけれど、春の大会でアキレス腱をきってしまい選手としての活動ができなくなってしまった。
将来有望な人だっただけに、惜しまれたが、顧問の先生はリハビリに励む先輩を陰で支え、何度も話し合いバドミントンに携われるマネージャーのポジションを用意していた。
本人たちより、一人一人のコンディションを把握している岸谷先輩のアドバイスのおかげで、怪我をする選手もいなくなりここまで勝ち進んでこれたと言っても過言ではない。



