2時間弱で会場に到着し、バスを降りてから開場までの時間、先輩たちと一緒に駐車場の周りをランニングし、柔軟体操をした。 「柚依おいで。」 ペアを組むのは、勿論魁翔と一緒。 魁翔の身体を解すように、ゆっくりと背中を押してゆく。 ……と言っても身体の柔らかい魁翔はあたしの補助がなくても開脚した状態でもぺたりと地面に身体をくっつけてしまうのだ。 「次は、柚依の番だよ。」 あたしも、柔らかい方なのに魁翔程ではないから、悔しい。 なにもかもが完璧に近い魁翔が時々羨ましかったりもする。