「結構歩き廻ったけど、身体キツクないか?」 「うん、全然平気だよ。ありがと連れて来てくれて。」 「なぁ柚依…、」 真剣な眼差しでみつめられナミから魁翔へと視線をうつし、微笑むあたしに…… 「オレさ、高校卒業したら東京へ行こうと思うんだ。」 「……」 魁翔は中学入学と同時に芸能界の仕事を始め、先輩アイドルのバックダンサーとして地元でのコンサートでステージに立って以来、月に1度は東京での番組収録に出向いたりもしている。