Once In a Lifetime Chance


カラオケに行ってはぢめて遊んだ仲だとは

思えないくらい盛り上がって・・・

うたうまいね ってたくさん言ってくれた

さすがに小さい頃から中2までボイススクール

に行ってたからね・・・。

そして気づけば・・・ はーちゃん のんちゃん

って呼び合ってた。私のことも 真琴とか、まこちゃんとか

「ばいばい」

そうして3人は別れた。

もう6時か・・・そろそろ家に帰っても

いいよね。

でも家についてもお母さんもお父さんも

帰ってなかった。

そろそろと家の玄関を開け、階段を上がって亮太の部屋の

前を通って自分の部屋へ行く途中、甘い声とベットがきしむ音が

響いていた。やばいっ!

でもいまさら引き返せない!どうしよ。階段と廊下の電気つけちゃったし

しかも半分部屋のドアあいてるし、

夢中で気づいてないのだろう・・・


「んんっまなぁ・・・愛してる」


・・・海斗の声に聞こえてしまった。

海斗と一つになってからもう2週間以上。

別に私たちの間にあれ以来異常はない。

もう玲茄さんのことも忘れようと思ったのに・・・