きんちゃくに伸ばしたはずの私の手は、 悠人君に引っ張られ、 私は前傾、悠人君は後傾する形で重なった私達の唇…。 「…え?!…っん!!」 私が驚いていると…。 もう一度塞がれる唇。 離れたと思ったら、 さっきまで口の中にあったはずの飴がない。 「こっちが食べたかったの。」 悠人君はそういってあたしの舐めかけの飴を美味しそうに舐めながら前に向き直してしまった。 何が怒ったのかわからずボーッとしていると、 今度は前から綺麗な悠人君の手が伸びてきて、 あたしの机にメモを置いた。