「いねぇよ」 そうボソッと言った。 「ふふふ」 あたしが笑うと先生は 「そんなに笑うと メールも電話も 無視するぞ! てか、りんだって 彼氏いないんだろ?」 「ごめん、せんせー でも そんなの先生には 関係ないじゃんっ」 2人でノリツッコミ みたいになった。 すると遠くから あたしを呼ぶ声がした。 「りーーーん」 藍子だった。 「今から行くーーー」 あたしはそう叫んだ。