理輝は来たり来なかったり

そうなると
私の気分も上がったり沈んだり



理輝のムッとする顔も
たじろぐ顔も

寝顔も


私はすっかり夢中になった。


その変のミーハーと同じに
実は、理輝の存在にときめいた。

会話はあれから成立することなく
時は過ぎて行くけれど
でも理輝と時間を共有できるだけで
結構嬉しかったりする。


口を開けば

「リンゴブス」というけど


その投げかけられた言葉にも
ときめく私は


巷で言う


M子なのかもしれない……