春妃は・・・・
それから数日後・・・・
命を絶った・・・・。


なんて破壊的な恋なんだろう


理輝の目から涙が流れる。
父親は窓の外を見ていた。


「俺が春妃を殺したんだ。
あの時…抱いてやればよかった。
目先のことから逃げる勇気がなかった。
こんな風に春妃を失うなら
男になるべきだった。
そしてこの世界が地獄になれば
二人でいけたかもしれない。
今頃、さみしくて泣いているんじゃないか
後悔して悔やんでるんじゃないか
そう思うとやり切れない。」


信頼していたスタッフが
週刊誌に春妃が
宏を訪ねてホテルに現れたこと暴露し
純愛は汚い言葉で踏みにじられた。



「ごめんな、理輝。」


理輝は声をあげて大泣きした。


「はる…バカか……」
私は理輝を見守るしかなかった。


「いくら弁解したって
わかってもらうのは無理なんだ。」


父親はつぶやいた。