「おじさまが私を愛してくれないから」

そう言って涙が流れた。


「春妃?」


「私の片想いが永遠だから
次の詩が浮かんでこない……
小さい頃からずっと好きだった。
おじさまを私のものにしたかった。」


「理輝じゃないのか?」


「理輝はおじさまのコピーだもん。
私と同じ年頃のおじさまを想像して
理輝を見ていた。
理輝には悪いと思っているけど
私は理輝を超えて
あなたを見ているの。
ひどいでしょ?
理輝とささやく愛の言葉は
私と時を超えたあなたのささやき…」


「春妃・・・・」



「一度でいい・・・・
抱いて…抱いてください・・・
そしたら忘れるから・・・・」



「ごめん…ごめんな……」


俺は涙でぬれる春妃を抱きしめる。



これ以上は・・・・



ウッ・・・ウツ・・・嗚咽が響く