最強ミックスフルーツ

ジュースを待ちながら
雑誌をとりに行くと

男の人が
顔を埋めていた。
なんだかおかしな声がして
耳が集中した。


笑ってるのか
泣いているのか
わからないけど・・・・
底の方から這うように聞こえる声に
一瞬足をとめた。



その人が顔をあげたから
一瞬目が合った。


潤んだ瞳には涙が浮かんでいた。


ま・・・まずい・・・・
男の人の涙なんて見たら
傷つくだろうな・・・

私は目をそらした。


雑誌をとって
自分の席に座った。


ドキドキドキ・・・・・・


あんな素敵な子
田舎にはいなかったな~
さすが都会は違うね~~~

頬がまた赤くなってるだろう。