いつものベンチに並んで座って
何度も何度もキスをした。

いつになく私は理輝に
甘えてしまう。


理輝はそれをとても喜んだ。



「どしたの?今日林檎おかしいぞ。」

そう言いながら
私の頬にキスをした。


「昨日寝られなかったの。」


「目がはれぼったいな。」
瞼にキス


「自分が自分じゃなくなって
不安になる自分が情けなくて……
うちって、こんな人間だったのかって…」


「難しい話か?」


理輝がまた唇をふさぐ。



「ん・・・うちにとっては…ん…難しい…」

理輝が笑いながら
何度も何度も熱いキスを繰り返す。


「もう・・・理輝ったら……」


「自分以外の人間を愛した時ってさ
そんなふうになるよ、みんな。
おまえは俺のこと、愛してるんだ?」



「知らないよ…」


「愛してるんだろ?」


理輝の熱い唇が容赦なく
私を感じさせる・・・・・


 アイシテル・・・・って