バイクから理輝が抱きおろしてくれた。
私はそのまま
理輝に抱きついた。



「林檎・・・?」



「抱きしめてほしかったの。」



「わかったけど
せめてメットとってからにしよう。」



そう理輝に言われて恥ずかしくなった。


理輝がヘルメットをとってくれた。


「ははは~林檎、真っ赤だぞ。」



 だって理輝が私を赤くするから……



そう言うと力いっぱい抱きしめてくれた。



 理輝の胸が私の居場所なの……




「林檎……可愛いな。」



「バカ…もうウソばっか!!」



恥ずかしくてもっともっと真っ赤になる。



「林檎を赤くするのは俺だから。」


そう言ってもっと強く抱いた。
幸せで涙が出そうだった。