久しぶりにおにぎりをにぎった。
よく田舎のころは
母のためににぎった。
「林檎のおにぎりは美味しい。」
母はそう言って
夜の仕事が終わると
ほおばっていた。
大きめなのを二つ作った。
「ほ～～～」
厨房の料理長が私のおにぎりを見て言った。
「お嬢様、上手ですね。」
「おにぎりは得意なんです。
評判がよかったんですよ。
昔は、母やチビたちのためによく
にぎりました。」
島さんも
「きれいな三角ですね。」
久しぶりにほめられていい気分。
チビたちを起こして
用意をさせた。
「林檎、朝早いから
先に出るけどしっかりご飯食べて
今日も一日がんばろう。」
自分に言い聞かせるように言った。
「林檎ちゃん、朝から元気ね～
目が腫れてるよ。」
桃に指摘されて
鏡を覗き込む。
「睡眠はしっかりとらないと
美容によくないんだって。」
来地の言葉が突き刺さる。
よく田舎のころは
母のためににぎった。
「林檎のおにぎりは美味しい。」
母はそう言って
夜の仕事が終わると
ほおばっていた。
大きめなのを二つ作った。
「ほ～～～」
厨房の料理長が私のおにぎりを見て言った。
「お嬢様、上手ですね。」
「おにぎりは得意なんです。
評判がよかったんですよ。
昔は、母やチビたちのためによく
にぎりました。」
島さんも
「きれいな三角ですね。」
久しぶりにほめられていい気分。
チビたちを起こして
用意をさせた。
「林檎、朝早いから
先に出るけどしっかりご飯食べて
今日も一日がんばろう。」
自分に言い聞かせるように言った。
「林檎ちゃん、朝から元気ね～
目が腫れてるよ。」
桃に指摘されて
鏡を覗き込む。
「睡眠はしっかりとらないと
美容によくないんだって。」
来地の言葉が突き刺さる。
