「え?そう?」



「俺もどうやってあいつを
手なずけたのか興味あるけどね。」



「そんな特別なことないよ。
だってうちは田舎のりんごだし…
麻妃さんにくらべちゃアゲハと蛾だし。」



「理輝は、アゲハしか知らないから。
リンゴちゃんのたくましさがよかったんだよ。」



「なんか…それって
いいことかわるいことかわかんない。」



「いいことさ。
少なくても理輝にとってはさ~」


「そっか?そうだよね。」


おかしくて笑った。


「リンゴちゃんの笑顔ってさ
なんかずっと見ていたいって
そう思っちゃうんだよね。
その笑顔を独り占めしたいって。」


まじめな顔でつよピーが言ったから
恥ずかしくなって


「もう!!やめてよ~~」
照れまくって
つよピーの背中をバシバシ叩いた。