お互いの存在と気持ちを確かめあう


そんな日だった。
幸せな気持ちを胸に
理輝の来ない学校が始まった。


理輝がいない学校には
輝きはないけど


ここもやっぱ自分の居場所


つらくても
探さなくちゃ。



重い足を教室へと
踏み込む



「おはよう」



見慣れない後ろ姿に
人が集まっている。



その時私の背中をドンと押して


望と祥子が飛び込んだ。