唇が離れた時
耐えきれず私は

「恥ずかしくて死にそうなんですけど……」


嗄れた声が恥ずかしさを増す。



「わかったか?」
理輝はまたキスをした。



「俺の目の中におまえがいるだろ?」


理輝のキスは激しさを増す。


理輝の目に映る私・・・・・


「うん・・・」
息苦しさと恥ずかしさ甘えた声になる。


「林檎・・・・・」


「な…に……?」


「愛してる……」



理輝の声も嗄れていた。


「え・・・?理・・・輝・・・・?
もう一回言って・・・・?」



「もう言わない。」


理輝が目を閉じた。
私も目を閉じる・・・・・。


二人の気持ちがひとつになっている。
何も見えないけど
理輝が頭の中でいっぱいに広がり
私と理輝が絡み合う・・・・・・


夢みたい・・・・・
理輝の背中を抱きしめた。