月曜日、理輝は学校にまだ来ない。


「おはよ、リンゴちゃん。
このまえは悪かったな。
理輝のことで心配させて。」


「あ、全然だよ。
今日は来るって言ってたんだけど。」


「あ…どうかな…」
まーくんは後ろを振り向く。

あちこちで人が固まって
キャーキャー騒いでる。


「マジ?」


「しんじらんな~~い」

女子が噂話に花さかしていた


「なにかあったの?」

「リンゴちゃん朝、テレビ見ないのか?」


「朝は、ひたすらマンガ……
なんかあったの?」


強志が入ってきた。


「おい、とうとう出たぞ。」


「かなり汚い書き方だけどな。
また理輝荒れるだろ。
あいつしばらく出れないぞ。」


理輝と噂話…・不安が押し寄せた。