次の日は休日だった。


「林檎ちゃん、起きて!!
ご飯の時間遅れちゃうよ。」


来地に揺さぶられて私は飛び起きた。


島さんがロックをはずしてくれて
私はだれにも見つからず
無事にベットにもぐりこんだ。



ほんとは寝ていたけど……


必死に体を起こす。



「おはようございます。」

いつもと同じように島さんが
朝食の支度をしていた。


私は感謝をこめて礼をした。



「林檎、学校には慣れたのか?」
ジジオが聞いてきた。


「はい、なんとか……
場違いで戸惑うことも多いですが……」



「おまえもそのうち
らしくなれるだろうから
しっかり勉強をしておきなさい。
これから女子も大学に行くのが
当たり前だからな。」



「わかりました。」


ありがたい話だと思った。