放課後、担任がジャージを持ってきた。

「林田さん、用務さんが小屋に
あったのを見つけてくれました。
何かあったのですか?」


「ありがとうございます!!
あ~よかった!!
どうしようかと思ってました。
用務さんによろしく伝えてください!!」


私はジャージを抱きしめた。


「大丈夫です。見つかったから
許してあげます。」


「陰湿ですね。
問題をとりあげますね。」
先生が言ったけど


「耐えられなくなったらお願いします。
耐えたらきっとここで
居場所ができるような気がします。
私はお金持ちではないけど
根性は持ってます。
ありがとうございます。」



先生はうなづいた。


「あなたは魅力的な子だから
きっと受け入れられます。
私も気にしておきますね。」


そう笑って教室を出て行った。