ずっと 一緒に [短編]

「ゲホ、ゲホ・・・」





私はもう抵抗する力もなく





床に倒れこんだ





その姿に





我にかえったかのように





タケルが私に駆け寄る





「ユイ。ごめん。本当にごめん。」





青ざめた顔で私の目を覗き込み





繰り返す





「ごめん。もうしないから・・・。本当にもう殴らないから。」