「タケル・・・やっと家族来てくれたね。よかったね。」
話しかけても
タケルの反応は相変わらずない
ベットの横に腰をおろし
おばあちゃんが戻ってくるのを待つ
頭の包帯はもう外れている
痛々しい傷はどこにもない
人形のように
ピクリともせず眠るタケル
今日も頬をそっとなでる
やっぱり・・・
温かい
話しかけても
タケルの反応は相変わらずない
ベットの横に腰をおろし
おばあちゃんが戻ってくるのを待つ
頭の包帯はもう外れている
痛々しい傷はどこにもない
人形のように
ピクリともせず眠るタケル
今日も頬をそっとなでる
やっぱり・・・
温かい

![トキヲコエテ [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)
