冬の凍てつくような寒さに
新しく刻まれた傷の痛みが増す
タケルの想いを象徴したかのように
絶えず私の体に刻み込まれたこのアザとも
今日でおわかれ
私はあの男の子の
悲痛な叫びに
耳を塞ぎ
目を背けた
自分の家に辿り着くと
メールを送った
新しく刻まれた傷の痛みが増す
タケルの想いを象徴したかのように
絶えず私の体に刻み込まれたこのアザとも
今日でおわかれ
私はあの男の子の
悲痛な叫びに
耳を塞ぎ
目を背けた
自分の家に辿り着くと
メールを送った

![トキヲコエテ [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre1.png)
