「おばあちゃん、いつもの!」 「はいはい」 「岩崎くんどうする?」 「おれもそれで。」 「はーい」 おばあちゃんは返事して、作り始めた。 「ってかなんで俺の名前知ってんの?」 いきなり岩崎くんが質問してきた。 そういえばそうやんな…。 「友達がさ、岩崎くんかわいいって言ってて…」 とっさに思い付いた嘘。 こういうのだけ上手いねんな。 まぁ実際かわいいし、背も低いし、かわいいし。 「はぁー…」 岩崎くんがため息をついた。