そして、楽しい時間もあっという間に終わり、咲樹とも別れ、家路についたときだった。 「ない!!」 「どうしたん!?」 うちの大声にビックリした母ちゃんが来た。 「…ない。 …なんで無いの…?」 「だから何が?」 「携帯が無いーーーー!!!!」 みんなはもう寝ているであろうと思われる時間に わたくしの大声が響き渡った。