それから、航はさっきの続きと言う風に、好きなヤツは誰かとしつこく聞いてきた。 お前なんかに教えるわけねーじゃんと言うと、航はヒロくんひどーいとか女みたいなキモい言い方してきた。 けど航は、何組?ばっかり聞いてきたから、年下とは思ってねーみたいだ。 なんとか誤魔化して家に着いたからじゃあなと言って家ん中入った。 いつものようにただいま、とだけ言って自分の部屋に入り鞄を投げ捨てベッドにダイブ。 はぁとため息をついて天井を見上げる。 これから、どうしようか――…