「うおっ」
「きゃっ」
将也も私に体重乗せてたもんだから、一緒にバランスを崩した。
将也が覆い被さるように倒れてきて、まさにドラマ的展開。
将也との距離は、鼻と鼻がくっつきそうなくらい近くて、さすがの私でもドキドキしてしまう。
「ちょ、早く退いてよ」
「嫌」
「ハァ?!」
なかなか退いてくれない将也に痺れを切らしてそう言うと、訳わかんないことを言ってきた。
「いや、こんなとこ誰かに見られたらシャレになんないから!」
「顔真っ赤だよ。」
「なっ!!」
今、自分がどんな顔をしてるのかは分かんないけど、熱いのは確か。
こんなやつにドキドキするなんて、なんか悔しい。悔しすぎる。

