「で、逃げてきたと。」




「……うん」










今、志歩たちに来てもらって、この前の公園でさっきまでのことを問い詰められていた。






泣いたことがばれないようにがんばったが、鋭い二人には誤魔化せなかった。














そういえばうちは、二人に好きな人ができたことを言っていなかった。







何でも言い合える関係にしようって三人で言っていたから、こういうのにうるさい咲樹に怒られると思ったが、優しいような、悲しいような、よく分からない顔で聞いていた。










なんだか、更に申し訳ない気持ちになった。